2019-02-12
吸啜困難あるある 続編★赤ちゃんのタイプ①
吸啜困難のケア・続編です。
吸啜困難のスタンダードケアについては、
過去ブログをご参照ください。
1.本能に訴える基本的なケア
2.絶対にはずしてはいけないラブラブタイム♡
このスタンダードを継続して、
来るべき「その時」を待ちます。
本日は、赤ちゃんのタイプについてお話しします。
吸啜困難のケアは、まさに「待つケア」です。
待つ間、赤ちゃんの個性を発見して、
ママと楽める時間にできればグーでしょう。
一般的に言われている赤ちゃんの個性は5タイプあるようです。
ラクテーションコンサルタントであり、
小児科医でもある水野克己先生の文献にも、
赤ちゃんのタイプがあると記されています。
・すっぽんタイプ
・後回しタイプ
・のんびりタイプ
・グルメタイプ
・気むずかしタイプ
*水野克己「よく分かる母乳育児」へるす出版
にも、赤ちゃんの性格について書かれています!
興味のある方はP123をご参照ください。
Birth Keeperでは赤ちゃんのタイプを4つに分けてみました。
①本能ピラニアタイプ
②低燃費冬眠タイプ
③気難し屋タイプ
④インテリタイプ
赤ちゃんのタイプ別で、
おっぱいを吸えるようになるまでに費やした時間が違います。
*もちろん、ママの疲労度やおっぱいの状況、
赤ちゃんの元気度にも左右されますよ*
①本能ピラニアタイプ:比較的に早い段階で吸えるように
②低燃費冬眠タイプ:赤ちゃんの体重が増えてから吸えるように
③気難し屋タイプ:時間がかかって吸えるように
④インテリタイプ:時間がかかって吸えるように
↑ ↑
今回はこちらの
④インテリタイプをご紹介!
インテリタイプは、
その名の通りインテリジェンスが高いタイプ。
母乳の味や匂いにも敏感で、
自分の興味を大事にします。
つまりは自分の意思がちゃんとある。
このタイプははっきり言って女子率高し!!
なかなか一筋縄ではいきません。
余談ですが、本能ピラニアタイプは男子に多し!!
男子はやはり本能!?
本能ピラニアタイプ。
「え?おっぱい?どこどこ???」
どんなおっぱいも、
本能で挑んでくる彼らにかかればお手のもの。
伸展がいまいちなうちからガツガツ吸ってくれる様子は、
本当にピラニアのよう。
まだまだおっぱいも仕上がっていないうちから、
乳輪部を吸い上げてくれます。
ママのおっぱいが陥没の場合、
伸展がない頃は、周りの表面だけが吸い上げられて、
陥没がさらに陥没に・・・。
本題に入りますと、インテリタイプには女子率高し!!
周りの環境をいち早く察知し、
吸わせる時に回避しようとする行動がとても早い!
そして自分の意思を持っています。
「今その気分じゃないのよね〜」とか、
「この味ちょっと気になるんだけど〜」など、
いろいろ訴えるのは女子に多い気がします。
匂って、味わって、舌触りを確認する様子は、
とても格式の高いレストランのワインソムリエのよう。
おっぱいを目の前にしてその沈黙は何?
このように賢い子は、
彼らの気分で吸うようになります。
とても長〜い時間待つこともあります。
ここで大事な注意点!!
何度も申しているように、
吸啜困難は「準備をしてその時を待つ」のですが、
悠長に待ってはいられません。
というのも、本能に訴えられるのは生後3〜4ヶ月まで。
3ヶ月までは、本能から赤ちゃんもがむしゃらにおっぱいを求めますし、
おっぱい工場もなんとか稼働するようにプログラムされています。
でも3〜4ヶ月を過ぎると、
赤ちゃんは大人への階段を登り、
それを知っているおっぱい工場も、商品の生産を合理的にしていきます。
吸啜困難においての大きな課題の一つは、
「解決できるまでのリミットがある」
ということ。
その点はママにもお話しして、
3〜4ヶ月をひとつの目標にして、一緒に走り抜けます。
その際、本能ピラニアタイプならスタンダードなケアで吸えるようになるのですが、
インテリ型はそううまくはいきません。
インテリジェンスにはインテリジェンスで攻めるのです♡
次回はその攻め方についてお話しします。
つづく(^ ^)
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