2019-01-12
吸啜困難あるある 〜本能をくすぐれ!2〜
さて、先日の続きです。
先日は、哺乳類の女性に備わっている母乳育児のプログラムについてお話ししました。
詳しくはこちら
↓ ↓ ↓
プログラムを起動するのは、赤ちゃんがおっぱいを吸うという発注がきっかけなので、吸啜困難の場合はどうするのか。
ご存知のように搾乳です。
搾乳あるのみ。
レッツ搾乳。
注意してほしいのは、おっぱいの時期によって搾乳方法が少し違います。
例えば、産後9日目頃までのまっさらなおっぱい。
この時期は、発注回数が命。
たとえおっぱいが出ていなくても、
授乳時間ごとに搾乳という名の自己刺激をたくさんしていきましょう。
そして産後9日目以降のおっぱいは、
商品をどれだけ売りさばくかが命。
9日目以前は単なる刺激だけでよかったものの、
しっかりと母乳(商品)を外に出すことが必要です。
商品が残っていると、その後の分泌が減っていくことがわかっています。
例えば、搾乳で射乳が見られるようなら、射乳で勢いよく母乳が出た後、ポタポタと分泌が落ち着くまで搾乳できればベストです。
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赤ちゃんが吸えなくても、
時期に応じた搾乳ができると、
おっぱいは柔らかくなり、分泌も増え、
吸いやすいおっぱいに変わっていきます。
搾乳によっておっぱいがうまく騙され、
母乳育児の本能のスイッチがそこで入ることになります。
そして赤ちゃんが吸えるようになるまでは、
赤ちゃんは搾母乳もしくはミルクを飲んで体重を増やします。
おっぱいを、赤ちゃんを、同時に育てて待つことに。
おっぱいが吸いやすいおっぱいへと変わり、
赤ちゃんの吸う力が強くなれば、物理的な条件は揃います。
あとは赤ちゃんがその気になるその時を、ただひたすら待つのです。
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この条件がそろえば、
おっぱいを吸えるようになります。
ところで、出会う時期にもよりますが、
吸啜困難には3つのパターンがあります。
パターン1:おっぱいは手強いが、赤ちゃんが上手
パターン2:おっぱいは良いが、赤ちゃんが手強い
パターン3:おっぱいも赤ちゃんも手強い
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パターン1は、抱き方と吸い方の修正で吸えることが非常に多いパターンです。
ヒトが飲み物を飲むときの様子を意識してみてください。
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これを赤ちゃんにも当てはめてみましょう。
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どう抱っこすれば、まっすぐ飲めるのか???
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ママと赤ちゃんのおへそは向かい合わせ。
赤ちゃんのお尻がママに密着し、
赤ちゃんの喉が伸びるように。
こうすると、自然と良い吸着が保ちやすくなり、
赤ちゃんの「吸いたい」本能がくすぐられます。
パターン2と3は、時間がかかることを覚悟。
吸啜困難が長期に及びそうな場合、
コップで搾乳やミルクを補足できたら一番ですが、
ママ達はなかなか上手にできません。
哺乳ビンを使う場合はトレーニングをするようにします。
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哺乳ビンの飲み方も大事!!
そしてよく出る哺乳瓶は使わないようにします。
「哺乳ビン慣れ」による「待つ子」を予防しましょう。
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積極的な人材になるよう心がけましょう♡
◯搾乳を続ける
◯抱き方とくわえ方を見直す
◯哺乳ビンでのトレーニング
これが吸啜困難時の、本能をくすぐるケアの基本です。
これで吸うことができないのなら、
さらにさらに本能をくすぐることが必要です。
またまた続きます(^ ^)
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