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2018-11-07

【助産師が子育て支援センター(児童館)を利用してみた②〜同じ釜の飯を食う〜】

Birth Keeper竹内です。
 
以前、児童館のブログを書きましたが、今回は、
 
・ママ同士のつながりができやすくなる
・普段話さないお悩み事をポロっと話しちゃう
 
コツを1つお話ししようと思います。
 
 
私が通った児童館の集まりでイベント企画をするときに、先生が
「サークルなんかで、一度でいいから一緒にご飯を食べるといいのよね〜」
とおっしゃっていました。
 
ウィキペディアには
 
食生活には、単に食べること以上の社会的意味が付与されている。
「同じ釜の飯を食う」という慣用句にみられるように、複数の参加者が同時にあるいは同内容の食事を取ることは、共同体としての帰属意識を持つこと、あるいはそれを強化する意味がある。
また、会話を楽しみ、味わって食べることは、食欲を増加させ、内臓での消化酵素の働きをゆっくり促 す。毎日の食卓で、語らい、味わい、笑うことは、こころとからだの健康につながる。
 
と記載されています。
 
食事をとるときには無防備で親近感を感じられますし、時間を共有することになります。
 
 
実際、児童館では各自で白米を1合ずつ持参し、大きな炊飯器でその日の担当ママさんで米を炊きました。
みんな子連れなので、先生方もフルに手伝ってくれます。
先生サイコ〜!
それをボウルに振り分けて、各自好きな具やふりかけを持参しておにぎりを作るのです。
自分のぶんは自分で作業するので、衛生面も気になりません。
子どもたちも上手ににぎにぎ・・・
 
ご飯を食べはじめると、普段話さなかった人たちと自然に会話ができるようになっていました。
そして、愚痴も出るし、笑いも出るし、悩みも出る。
それもごく自然に・・・
 
そして、
「今日のお昼ご飯はこれでいいわ〜
おかずないけどたまにはいいよね〜
みんなで食べると美味しいね〜」
 
そんな声があちらこちらから聞こえてきます。
 
まさに「同じ釜の飯を食った」効果発揮です。
 
食べるということにはすごい力があるのだな・・・と感じたのでした。
 
 
人生の3年半を過ごした津山市。
たくさんの方に支えられた時間でした。
 
朝の通学には毎日近所のおじいちゃんが一緒に歩いてくださり、
仕事の時にはママ友のお母さんに子どもを預かってもらうこともあり、帰りに「やんちゃん、おいなりさん作ったから持って帰り〜」と晩御飯をもたせてもらうこともありました。
 
地域で「子どもを育てやすい環境」とは、頼るところがあって甘えられる人がいることだと思います。
子育てと同じく、ママたちも自立していくために甘える場所が必要なのです。
 
私自身、子どもが小さい頃に周りにたくさん甘えさせてもらったからこそ、いま頼られて甘えられるのが心地よいのだろうな・・・と思うのでした。
 
児童館に通っていた頃〜次女ニンジンが好きすぎて冷蔵庫からとり出すの巻〜
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