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2017-07-01

母乳育児のスタート★おっぱい工場の稼働

新たに母乳育児をスタートされたYさま、

その後どうなったでしょうか?

退院直後からのスタートダッシュケアで、

私たちは驚くべき光景を目の当たりにしました。

それは、眠り姫だったHちゃんが

見事な変貌を遂げたのです!!

 

『ハムハムハム・・・』

ゼ◯プリゴールドキウイのシールを貼りたいくらい、

整った頭に見惚れます♡

 

なんということでしょう。

あんなに眠りがちでママを困らせていたHちゃんが、

しっかりハムハムとおっぱいに喰らい付いているではありませんか。

 

授乳中に眠りがちなHちゃんを

なるべく起こすように刺激し続け、

Yさんにも続けるようにお話してきました。

提案通り、Yさんは授乳中せっせとHちゃんを起こし、

『ああ、

ちゃんと吸わないとおっぱいをくれないんだな・・・』

という概念をHちゃんに植え付けることに成功。

ママの努力の甲斐あって、

眠り姫から匠(たくみ)へ、華麗なる転身です!

Hちゃんが吸ってくれれば、

パンパンに張っていたおっぱいがどんどん軽くなります。

「あ〜キモチいい〜♡」ママもとってもラクそうです(^ ^)

 

 

母乳育児で気をつけて欲しいのは、

「吸ってる」と「飲めてる」は違うということ。

以前お話したように、

いかに『よく吸う・よく飲むお客さまだ』と、

おっぱい工場に思わせ、稼働させるかが重要です。

しっかりとした吸い方は、

切実な商品発注としておっぱい工場長(ママの脳)に伝わり、『たくさん求められている!今だ!出でよ!商品(母乳)!』という流れで射乳反射が起こり、

一気に母乳が吹き出します。

この射乳反射は1〜2分で治りますが、

この間はマヨネーズを絞り出すかのように

おっぱいが勢いよく運ばれます。

授乳はこの射乳反射を起こしてナンボなのです。

 

射乳反射が起きなければ赤ちゃんがおっぱいを吸っていても、

母乳はタラタラと流れるだけ。

どれだけ長〜い時間吸っていても少量しか飲めない。

対して射乳反射が起きれば、

短時間でもググッと飲めるのです。

 

弱〜い吸い方では射乳反射は起きませんので、

しっかり吸う力が付くまでは、

Yさんのように赤ちゃんをしっかり起こしながら授乳することが大切です。

射乳反射が起きるような吸い方ができれば、

おっぱい工場は稼働し軌道に乗って行きます。

同時に赤ちゃんの飲み方もさらに上手になり、

需要と供給のシステムが確立され、

あとは下り坂をゆっくりと下るような、

ラクで楽しい母乳育児の基盤ができます。

 

 

頑張るのは最初だけ。

産後早期に、一気に駆け登ることがとても大切なのです。

 

 

それでは、生まれ変わった匠(たくみ)の授乳風景を見て見ましょう。

『おっぱいはな、吸うモンちゃうねん、食べるモンや!』

チュクチュクチュク・・・アック〜ンアック〜ンアック〜ン・・・

見事な射乳反射を起こし、匠の技が光ります。

 

かくして無事、

『出せる工場・飲める客』が確立されたYさん親子。

あとは見守って行くだけです。

これから母乳育児をスタートする方、

またはもうスタートされている方は、

『ねんねのためのパイ』ではなく『お食事のためのパイ』

イメージしてみてはいかがでしょうか。

 

 

いや〜、おっぱいって、ホントに面白いですね(^ ^)

長くなりましたが、今日はここまで。

雨ですが良い1日をお過ごしください。

 

★Birth Keeperは、お産直後のスタートダッシュケアを重視し、そのための環境づくりも大切にしています★

 

 

 

 

 

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