貧血改善その1
Birth Keeperのリュウです。
今日も母乳分泌促進整体を行いました。
整体中は助産師の竹内さんが赤ちゃんを抱っこしてくれました。
お母さんの施術が終わるまで、スヤスヤ眠ってくれていました。
整体後、助産師の竹内さんに母乳の確認をしてもらいました。
お母さんの基底部が緩み、母乳が出やすい状態になっているようです。
あとは量がしっかり出るかですね。
改善が楽しみです!
昨日のブログで『血液データを見よう!』をお伝えしました。
今回から数回分け『貧血改善の話』をしていきます。
貧血解消するには、まず貧血の段階を理解する必要があります。
- 貧血の段階
大きく4段階に分けます。
これの表を見れば貧血の段階がすぐ分かります。
1.正常
2.潜在性鉄欠乏性(1期)
3.鉄欠乏性貧血(2期)
4.鉄欠乏性貧血(3期)
普通貧血といえば、4の鉄欠乏性貧血の3期です。
妊娠•出産を考えている人は、
正常を目指し、からだを整えて下さい。
まず、自分がどの段階なのか調べてもらいましょう。
通常の血液検査ではフェリチンは含まれてないので、
血液検査を依頼する際に、フェリチンの測定をお願いしてください。
- フェリチンって?
フェリチンは内部に鉄を蓄えることができるタンパク質です。
肝細胞などを中心として全身に分布していて、血液中の鉄分が不足すると、フェリチンに蓄えていた鉄分が、血液中に放出されます。
フェリチンをお金で例えるなら
銀行に預けている『貯金』です。
『フェリチン=貯金』
妊娠•出産の時は貯金(フェリチン)がある方が良いですよね。
- 最低フェリチン50
ではフェリチンはどれぐらい合ったら良いのか?
妊娠・出産には大量の『鉄』が必要です。
もし、妊娠・出産を考えているならフェリチン値を最低『50』にまで持って行ってください。
1回の妊娠・出産でフェリチン値『50』に相当する鉄が胎児に移行するようです。
貯金がなくなった状態で母乳育児をしてしまうと、母子に無理が生じてしまう可能性があります。
良いお産・母乳育児をしたいなら『鉄』をしっかり蓄えましょう!
有経の女性は月経があるため、男性より鉄の消費量が多くなります。
女性は大変です。男性より常に鉄を補充する必要があります。
月経が正常なら28日周期でくやってきます。
1ヶ月に1回の月経で失われる鉄は20mg〜30mgです。
男性より1日1mgの『鉄』を多く摂取しなければ、ドンドン『鉄貯金=フェリチン値』が低下して行きます。
男性は大病をしない限り、フェリチン値が100を切る事はまずありません。
私のフェリチン値は、なんと『300』ありました!
この数字はかなり貯金がある事を意味しています。
そりゃ男性ですからね。
先日、25歳の女性の血液検査データのフェリチン値を見せてもらうと、フェリチン値が『5』でした。
これは貯鉄がなさすぎます!
体調を伺うと、肩こり、頭痛、倦怠感があったそうです。
フェリチンが10を切ってくると『うつ』症状も出やすくなるといわれているので、改善が必要です。
なので何度も書きますが
貧血を見るためにまず『フェリチン値』を見て下さい。
自分がどれくらい鉄を貯めているのか確認して下さい。
一般検査項目にはないフェリチンを、自費ではかってもらいましょう。
あなたの『貯金=貯鉄』はいくらありますか?
目指すは最低フェリチン値『50』です。
貯金がある状態で妊娠・出産する事をお勧めします。
次回は、フェリチンを増やす方法についてお伝えいたします。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
Birth Keeper リュウ