山口創先生の本★運命の出会い

助産師になって、早いもので20年以上経ちます。

今でこそ「スキンシップの威力」を信じている私ですが、

スキンシップの大切さを最初に学んだのは、助産学科時代でした。

 

　今でもこの表紙はちょっとコワイ・・・

 

★ふれあいによって、お母さんスイッチがオンになり、

　自分の赤ちゃんを愛おしいと思うようになる。

　赤ちゃんが声を出すと、お母さんが応え、笑うと笑い返す。

　お互いのやり取りによって、お母さんはお母さんらしく、

　赤ちゃんは愛されるような赤ちゃんに育っていく。

「お互いのやり取りによって、

　お互いにそれらしく育つ効果を『母子相互作用』と呼ばれているが、

　それを助長する働きがスキンシップにはある。」★

教科書上で習った「スキンシップによる母子間の効果」に対する、

当時の私の理解です。

 

 

 

スキンシップは大切だ・・・となんとなく思ってはいましたが、

母乳育児支援を本格的にするまで、

総合病院での日々のルーチンワークが忙しく、

ママと赤ちゃんとのスキンシップを積極的にお手伝いすることが

なかなかできないことも正直ありました。

日々のルーチンワークは勤務助産師の悩みのタネですよね・・・。

 

 

 

母乳育児支援を自分のライフワークにしようと決め、

助産院を持つようになると、

母乳育児で困っているママと赤ちゃんにたくさん出会いました。

そのほとんどが、おぱいを上手に吸えずに困っている吸啜困難の方々。

母乳育児の黄金ルールを実行してもなかなか吸うことができない・・・。

とにかく悶々と悩む日々。

そこで特効薬となったのは「スキンシップ」でした。

ただ単に抱っこするのではなく、

ママと赤ちゃんの肌と肌を直接触れ合わせる、

いわゆる「ハダカの付き合い」。

これがキョーレツに効いたのです。

 

 

赤ちゃんは肌と匂いからママを感じ、

「ママのおっぱい吸いたいよ〜！！」と強く思うようになり、

おっぱいを探すのがとても上手に。

ママは肌のふれあいから赤ちゃんを愛おしいと感じ、

授乳する回数、

おっぱいの柔らかさ、

母乳の分泌まで変わっていきます。

「ハダカの付き合い」を徹底してから、

ママと赤ちゃん双方が劇的に変わり、

上手に吸えるようになる場面に何度も遭遇しました。

 

　ママと赤ちゃんはとてもリラックスしています。

　そしておっぱいも上手に吸えるようにもなるので、

　スキンシップは本当に魔法のよう。

 

 

最初、半信半疑で始めた肌と肌のふれあいでしたが、

今ではスキンシップなしでは吸啜困難は改善しないと断言できます。

Birth Keeperでは「ラブラブタイム」と呼んでいるこのスキンシップ。

互いの存在と互いへの欲求が、

肌から肌へと伝わり、

本能を強く呼び起こし、

母乳育児がうまくいくことに一役どころか、

何役も買っていると強く感じるようになりました。

 

 

 

個人的な話になりますが、

私は母乳を一滴も飲まずに育ちました。

生粋のミルクっ子です。

母に対して、「なんで母乳をくれなかったのか」と思ったことは一度もありません。

母は躾には厳しい人でしたが、

スキンシップを たくさんとってくれました。

今でも母の肌のぬくもりと、母の肌の匂いはハッキリと覚えています。

助産師になり、母乳の素晴らしさを知ってからも、

自分はミルクっ子ということにショックは全くありませんでした。

肌から感じた母の愛情は、しっかり記憶に残っていたからだと思います。

 

　エプロンに時代を感じます。　なすび・・・。

 

母乳育児支援におけるスキンシップの効果、

自分の生育環境から感じていたスキンシップの大切さ、

経験から感じていたスキンシップの力が、

山口先生の書籍と出会った時、確信に変わりました。

「やっぱりスキンシップにはすごい力がある！！」

運命の出会いでした(^ ^)

 

　じゃじゃじゃ〜ん！！私のバイブルです。

 

 

日本に住む私たちは、残念ながらスキンシップが不足しがち。

そしてスキンシップの力を過小評価していると思います。

「感じる脳は、今後の生きる力になる」という先生の言葉。

「幸せになる脳はだっこで育つ」

「子供の脳は肌にある」

「皮膚感覚から生まれる幸福」

肌と肌のふれあいから育っていく、子供の能力。

先生の書籍には、子供の生きる力を育てる大切さが書かれています。

 

 

 

 

母乳育児もスキンシップも、いいものはいい！！

いいものをお伝えするのが助産師の使命！（と勝手に思っています）

子どもにとって、母乳育児もスキンシップも、

そこから得られる効果は無限大。

たくさんの人に知ってほしい！そんな思いで山口先生をお呼びします。

スキンシップの可能性を感じられること間違いなしです。

ぜひみなさま、６月３日は豊中へ足をお運びください☆

お申し込みはこちらから(^ ^)

http://www.kokuchpro.com/event/birth_keeper01/

 

 

　★Birth Keeper　梁（ヤン）★