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2019-01-30

『動かす筋肉』と『支える筋肉』

 Birth Keeperのリュウです。
 
昨日は『カニ』から『ヒト』へ
 
という内容でブログを書きました。
 
 
 
今日は、
 
『動かす筋肉』と『支える筋肉』
 
について書いていきます。
 
 
脳からの命令をもらうと、身体は動き出します。
 
例えば
 
立位で棚の荷物を取ろうとした時、
 
荷物を見る →  取ろう → 手を伸ばす → 取る
 
という流れが起こります。
 
この動きは脳で計算されて行なっています。
 
 
脳は目からの情報をもらい、
 
身体を動かし行動を遂行させます。
 
 
当たり前の動きですが、
 
凄いシステムで行われています。
 
 
例えば
 
・棚にある荷物を見た →  荷物の確認(見たことがある物かそうでないのか?) → 大体の重さを推測 
 
・取ろう → 手をあげる → 手は3kg以上の重みがあるため、手をあげる前に背筋やふくらはぎを緊張させ、手の重みで前に倒れないように準備します。(支える筋肉)
 
・取りに行く → 自分がいる位置から棚の距離を推測し、一番近いコースを見つけ手を伸ばします。(動かす筋肉)
 
・荷物を取る →  予想通りの重さ・予想以上の重さ・予想以下の軽さ → 持った瞬間に感じ取った情報から 適度な力で物を持ちます。
 
 
この一連の動きの中に、『動かす筋肉』と『支える筋肉』が絶妙なバランスをとっています。
 
怪我したり、痛みが出たりする場合、このバランスが崩れています。
 
 
 
このバランスはいつから出来るのでしょうか?
 
それは、赤ちゃんの時からです。
 
生まれてきた赤ちゃんは、このシステムは備わっていないので、発達の過程で覚えて行きます。
 
寝返る時は下半身を倒し、その勢いで上半身を捻っていきます。
 
最初は、中々寝返りができない赤ちゃんですが、何度も繰り返すうちに、コロンと寝返りを打てるようになります。
 
何度も、何度も同じ動作を繰り返しているうちに、『動かす筋肉』と『支える筋肉』が、絶妙なバランスをとっていき、神経の連絡も整い、複雑な動作を可能にしていきます。
 
 
 
最初は身体の重みを利用した動きですが、徐々に意識的に動かしても、バランスが取れるように学習していきます。
 
生まれてから 2 足歩行に移るまでのさまざまな動きである・寝返り・腹這い・ハイハイ・高這いなどを行います。
 
この過程で、『動かす筋肉』『支える筋肉』両方がうまく働いて、無駄のない動きを学んでいきます。
 
小さい頃の身体の使い方が、大きくなっても影響を及ぼしますので、小さいお子さんにはできるだけ多く身体を使った遊びを導入してくださいね。
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