2018-12-13
乳汁分泌不足と東洋医学
Birth Keeperのリュウです。
昨日も母乳分泌促進整体を行いました。
お母さんの母乳は、赤ちゃんの為に作られるオーダメイド母乳です。
赤ちゃんに美味しい母乳をプレゼントできる様、お母さんの身体を整えるお手伝いしております!
分泌が悪くて悩んでいた母乳育児でしたが、お母さんと赤ちゃんの頑張りで母乳の分泌量が増えて来ております。
良い状態になっております。
今日の話は
東洋医学で見た母乳が出にくい人のタイプについてです。
乳汁分泌不足を東洋医学では『欠乳』といいます。
欠乳になる原因として
1.産婦の体力低下(気血両虚)
2.情緒不安定(肝うつ気滞)
をあげています。
1.産婦の体力低下(気血両虚)は
元々食欲が少なく、軟便ぎみで、ふらつきや息切れ、
腰のだるさや倦怠感などの症状を持っていた人に多いです。
気や血を作る材料が身体に入っていなかったり、
消化機能が弱かったり、出産時の出血が強く、気や血を大量に消耗した人です。
乳汁は量が少ないか全く出ない、質稀薄、乳ぼうは柔らかく張りがない状態です。
なので、このタイプの人には胃腸の調子を整え、栄養状態を整えてあげると改善に向かいます。
ツボを使うならこの様なツボを刺激します。
脾兪(比喩)・足三里(あしさんり)を刺激すると胃腸の働きが良くなるといわれています。
気血両虚の人はとにかく『食べて寝る!』
これが何より大切です。
2.情緒不安定(肝うつ気滞)
憂うつ感やイライラ感、胸脇部に張った感じなどの症状がある人に多いです。
ストレスがあったり常に頭をフル回転している人にも多く現れます。
乳汁は分泌が少なくひどいと出ない、質は粘稠、乳ぼうは張って硬く痛む症状です。
なので、このタイプの人には気の流れを整えると改善に向かいます。
肝うつ気滞は、上半身(特に頭)に気が昇っていることが多いので、下半身の方に気を流してあげます。
ツボを使うならこの様にツボを刺激します。
太衝(たいしょう)・合谷(ごうこく)を刺激すると
気の流れがスムーズに流れといわれています。
そのほか、瞑想や腹式呼吸を行うと気の流れが整います。
肝うつ気滞の人にはオススメの方法です。
西洋医学・東洋医学を取り入れ、2方向からのアプローチができれば、分泌不足で困っているお母さんを助ける事ができます。
まずはご自身のタイプがどのタイプかを見極め、自分にあった方法で身体を整えていく事が大切です。
少しでも多く、長く、赤ちゃんに渡せる様に身体を整えてましょう!
私たちはそのお手伝いをさせて頂きます!
では今日はこの辺で…
Birth Keeper リュウ
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