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2018-12-09

訪問日記【おっぱいにしこりができて怖い・・・】

Birth Keeper 竹内です
 
11月末から『しこり注意報』発令中!
 
ここ最近の傾向として、乳腺炎まででもない「おっぱいのしこり」で訪問させていただくことが多くなっています。
そのほとんどの方が、母乳分泌過多なのです。
 
 
2週間前の訪問での出来事。
 
生後2ヶ月の赤ちゃんと、自宅に戻ってこられて2週間。
その時から1週間に1度、右胸にしこりができるのです。
(右のしこりはちょっと治りにくいかも〜)
 
1回目は実家近くの助産師さんに診てもらえたそう。
2回目の私が訪問した時には板状までにもならない、まだやわらかめのしこりがしっかり存在をアピールしているではありませんか。
搾るとじわじわ〜と分泌する腺があります。
そして、その近くにはビャア〜と勢いよく飛びまくる腺が!
 
・・・これは分泌過多のよくあるパターンです。
 
横に良い腺がありすぎて流れの悪い腺を飲み切ってもらえないので、ちょっとずつ溜まってしこりになってしまうのです。
 
ママさんは1回目のしこりの時から、乳腺炎になるのが怖い!!とビクビク・・・
 
出産後に
「しこりができる=乳腺炎」
「乳腺炎にならないように食事に気をつけて」
「しこりができたら搾り取るように」
 
ということがインプットされており、
私が訪問した時には、乳腺炎が怖くて食べられない・・・とかなり痩せておられました。
 
聞いてみると、もともと痩せているのに非妊時より2〜3キロ減っていると。
 
おっぱいのケアをしながら
 
しこりの原因は食事ではないこと(場合によっては控えるものもありますが)
おっぱいが作られる仕組み
出せば出すほど作られる(分泌過多になっている)
浅くくわえたりゆがんで吸うことによって飲みきれない腺が出てくる
しこりの部分を飲んでもらうための抱き方・くわえさせ方の工夫
 
などなど、お話しして一緒に実施していきます。
 
マッサージや搾乳や整体でもトラブル解決をしていきますが
大切なのは
「ママが自分で自分のおっぱいのことをわかるようになる」
ことなのです。
 
しこりは取れましたが、過多になる原因(毎回の搾乳)をやめ、飲み方の工夫をママ自身でできるようになり、米飯が好きだけど控えているとのことだったので、米飯はしっかり食べてね!とお話ししました。
そして、母乳は血液からできている=循環を良くするために水分摂取もお話しして帰宅しました。
 
そして1週間・・・
 
電話がかかってきました。
「またしこりが!!どうしたらいいですか?
どんどん硬くなってきて・・・怖いんです!」
 
訪問してみると、前と同じ箇所に同じ硬さのしこりがおられました。
 
ポジショニングは上手!
ラッチオンは、しこり側はまだ浅いけれどかなり上達!
なぜだ・・・
よくよくお話を聞いていくと、搾乳をやめるのが怖くて毎回搾っているとのこと。
 
 
そうか・・・
ママさんの不安な気持ちにもっと寄り添ってしこりへの不安を軽くせんとあかんかったな・・・と猛省いたしました。
 
 
訪問した時のトラブルは解決できても、
「再発する、再発した時に対処法に困る」
ということはできるだけ防がなければなりません。
しこりができても、赤ちゃんが飲んでくれていれば赤ちゃん先生に治してもらえることも多いのです。
 
毎回、ママと赤ちゃんからたくさんのことを教えてもらうおっぱい訪問。
まだまだ修行の日々です。
 
助産師が訪問することで、少しでも身も心も軽くなっていただけたら・・・
と思います。
 
母乳が出すぎる方は、おっぱいの仕組みを知ることで解決できることが多々あります。
 
困った時にはBirth Keeperにご相談くださいね!
 
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