かかりつけ助産師を見つけよう★
先日、みのおママの学校・じょさんし大学で、
またまたお話する機会をいただきました(^ ^)
参加者さんは、熱い思いを持っている助産師さんたち。
『ママと赤ちゃんのために、何かしたい』と思っている方たちです。
う〜ん♡みなさん素敵〜♡
お話したのは母乳のこと。
母乳育児の面白さ・素晴らしさ。
そして助産師としてどうお手伝いしていくのか。
午前はマジメな顔で講義(^ ^)
日本は母乳を勧める割にはフォローは手薄く、
うまくいくママが少ないのが現状です。
『母乳母乳母乳母乳言うとママを苦しめる、
ミルクでも混合栄養でも、子供が元気であればそれでいいんじゃない?』
よく言われている言葉です。
それも事実です。
でもそれって、すべてを知ってから選んでいるのか、それが大事。
日本は産前教育も手薄いので、
ママは正しい情報を知らないままお産を迎えることがよくあります。
とりあえずミルクを足して育てたけれど、
母乳がいいというのは後から知った!
母乳に見向きもしなくなった!
というママにたくさん出会います。
母乳はとても素晴らしく、おもしろく、自然なもの。
それを知らずに、まわりに言われるがままミルクを足しているのと、
知った上でミルクを足すのは違います。
ご家庭の事情や、赤ちゃんや自分の状態に合わせてミルクを使うこともありえます。
大切なのは、ママが自分で考えて、納得して選んだ方法を、
私たちは応援したいと思います。
母乳育児は登山にたとえられます。
準備が必要。
ガイドも必要。
準備は、正しい知識や正しい実践法を知る・情報収集・体つくり・心の準備・産後の生活へのイメージ作り・サポーターなどの準備。
そして母乳育児の黄金ルールを知る人に伴走してもらう。
これを妊娠中にできるかどうかがポイントだと思います。
母乳育児が軌道に乗りやすい黄金期に、必要なことができるかどうか。
その時期をすぎると、母乳育児は少しだけ大変になってきます。
産後すぐからアクションを起こせるかどうか。
生まれるまで何もせずに、
生まれてからいきなり登山を始めようとするママがとても多く感じます。
それは私たち助産師にも責任があると思います。
もっと声を出して、妊娠中の準備の大切さを伝えていけたらと思っています。
そしてママには、かかりつけ助産師を見つけるという考えを持って欲しい。
ずっとずっと共に歩く相棒を、妊娠中から見つけて欲しいと思います。
私は、アツ苦しい思いだけはたくさんあります。
アツ苦しすぎることは重々承知で、普段は封印しているのですが、
じょさんし大学はそれを出してもいいところ♡
だって私よりもアツくて、
しっかりとママと赤ちゃんのことを考えている助産師さんたちばかり。
みなさん熱心に聴いてくださいました。
みなさん、いいお顔です♡
後半は、母乳育児支援での事例発表。
私の失敗談をお話し、トホホな経験をみなさんに笑っていただきました。
私が導く!私が治す!ではなく、
ママと一緒に考えて、一緒に成長する気持ちでいます。
そこだけは真面目に考えて、日々行動しています。
失敗はたくさんありますが、
ママと赤ちゃんと一緒に成長できる機会だと思っています。
寛容なママと赤ちゃんのおかげで今の私がいます。
本当に感謝です。
助産師のみなさんに、
『こんな人でも開業してるんだ〜』と、思ってもらえたらいいな。
たくさん笑っていただきました(^ ^)
ママと赤ちゃんの幸せのために母乳育児がある。
母乳育児でママと赤ちゃんが辛い思いをするのは本末転倒。
ママと赤ちゃんに合ったやり方、
ママが納得するやり方を一緒に見つけていきたいと思います。
「かかりつけ助産師を増やす・見つける。」
すごく大切で、たくさんの問題が解決できる糸口になると思いますが、
予防医学やプライマリーケアが
日本で主流になるのはまだまだ先のことだと思います。
もしかして100年くらい先かもしれません。
でも思いのある助産師たちが動いて、
100年先を、近い未来に変えることができると信じています。
素敵な人たちとの出会いもたくさん♡
私たちにできることは小さいかもしれませんが、
それが重なることで大きな一歩になります。
みんなで行動あるのみです!!
・・・と、偉そうな内容で締めくくったのでした(^ ^)
今回、このような機会をくださった、みのおママの学校さんに感謝いたします。
ありがとうございました!