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2019-08-04

【白斑さまの正体】しゃべくり☆SAMBA7月号

Birth Keeper竹内です
 
先日、恒例の『しゃべくり☆SAMBA』を開催いたしました!
 
 
今回は、助産師とママがいつも頭を抱える「白斑」。
白斑については、梁と試行錯誤することも多いのです。
急な依頼が多いのも白斑からのしこり。
そんな白斑について、語り尽くした2時間でした。
 
 
意外と知られていないのが
「白斑のメカニズム」
これを知ることで、何が起こっているのかがわかり、治癒過程を促進できたり再発を防げたりするのです。
乳頭に負荷がかかってできた擦過傷や水疱の破綻の治癒過程であることやメカニズムについて、図表や模型を使ってディスカッションしました。
多くの人が目にしたことがある「乳房管理学」の図
 
根津先生や桶谷先生は、乳房管理を解剖やエビデンスに基づいて示してくださっていたのだな〜と感謝の気持ちが湧いてくる話でございました。
 
そして、「白斑のパターン」
「西郷どん」「篤姫」「黄門さま」「龍馬と慎太郎」
訪問してみていると、白斑にはいくつか種類があって、時間がかかるかどうか、繰り返すかどうか、自己ケアで経過を観れるのか、助産師のケアが必要なのか、の判断ができる様になります。
 
「白斑と乳栓の違いについて」
白斑が開通する時、乳栓が開通する時、乳栓が飛んだ後の表皮剥離の混合型
動画や写真を観つつ、開通の見分け方についてディスカッション
「白斑と思っていたけど乳栓だったのかも・・・」
「白斑が開通して乳栓が出てくることもありますよね?」
「乳栓が一個抜けたからといって油断するな!!奥にもまだ潜んでいることが多いんだよ」
「じゃあ、ママになんて伝えておく?」
実践にも結びつく学びができました。
 
「白斑の出来やすい母子パターン」
歪みのみ〜や浅のみ〜などのスタンダードなタイプ以外に
意外と知られていないのが、搾乳続きのママさん
吸啜困難から吸える様になってしばらく経ったママさん
これまで私たちが関わってきた母子から学ばせてもらったことをお伝えしました。
 
他にも
「創傷の治癒には何が必要か」
「白斑を繰り返さないために何ができるのか」
「基本的には食事制限は必要ない、治癒に必要な栄養素とは?」
 皮膚の再生には「レシチン」
「月齢が進んだ飲みグセのあるタイプの子にはどうする?」
「抱き方を変えてみて〜が通用しない場合もある」
「白斑が抜けなかった、そんなときに抜くための必殺技」
「お風呂に入れる○○」
「薬物療法を取り入れてもいいときと薬物の種類」
 
 
白斑は傷跡のかさぶたと同じ。
すぐに治るとは限りません。
根気よく付き合うことも必要です。
 
 
私自身も白斑を2ヶ月患いました。
その間、チクチク針で突かれる様な鈍い痛みが・・・
深く含ませるとわかっているけど、飲みグセは簡単には治りません。
白斑からの分泌がなくなるのが怖かった。
助産師だけれど、その頃は白斑の経過を知らなかったのです。
こんなに長くかかるんだ・・・
 
 
授乳の時に痛いな〜
なんか違和感があるな〜
しこりができやすいな〜
 
これが続くと不安になります。
母乳育児に不安が出てくるのです。
 
不安が安心に変わる。
ちょっとしたことならママ自身で対処できる。
それでもダメならすぐに助産師を呼べる。
 
そんな環境があれば、母乳育児ってもっと面白いんじゃないかな〜と思います。
 
 
乳房マッサージだけでは意味がない。
乳房管理は全身管理。
母乳トラブルをきちんと理解した上でケアにつなげたい。
Birth Keeperは、これからも自己研鑽していきます。
 
しゃべくり☆SAMBAは今後も様々な事例をディスカッション形式でシェアしてまいります!!
是非ご参加くださいね〜
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