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2019-04-04

ミッドワイフG!!

 
「母乳育児支援の12分野」の第4期も3回目!
 
 
 
みんなでディスカッション。
 
この日は、助産師を悩ます3大おっぱいトラブル(と勝手に決めている)
 
・乳腺炎
 
・吸啜困難
 
・乳頭亀裂
 
についてです。
 
 
 
 
いろ〜んな意見が出る出る!
正解はありません!!
 
 
講義をただ聴いてもらうだけでなく、
 
受講生の皆さんが
 
自分の中に落とし込んでナンボ!!
 
実践に活かしてナンボ!!
 
でございます。
 
ロールプレイングなどの参加型学習スタイルで進めることが多いのですが、
 
本日のスタイルは、
 
「ドクターG」ならぬ「ミッドワイフG」!!
 
 
 
♪チャカチャ〜ン♪
 
 
いろ〜んな症状から考えられる病名を研修医が当てていく、
 
某テレビ局の人気番組。
 
今回は、乳房トラブルについて考えます。
 
 
 
 
「あれ?このケースはうっ滞性の乳腺炎かいな?」
 
「でもプクッといきなり腫れてるって?」
 
 
「これはヒントがわかりやすい!カンジタ感染や!」
推理=助産診断に花が咲きます。
 
 
 
 
 
助産師を悩ますトラブルの一つ・吸啜困難については、
 
赤ちゃんの吸啜・嚥下の基礎について知ることから。
 
赤ちゃんの能力を理解すると、
 
吸啜困難の原因のほとんどは、
 
我々医療者にあるということに気がつきます。
 
 
 
 
あれ? 赤ちゃんの能力を邪魔してない?
 
 
あれれ? ママのモチベーションは?
 
 
 
 
吸啜困難のパターン、
 
実際のケア、
 
赤ちゃんのタイプ、
 
エモーショナルサポート、
 
疾患などがない限り
 
ママと赤ちゃんは母乳育児できる力があるので、
 
吸える日は来ると言われています。
 
 
 
「信じて待てるか!?」の吸啜困難。
 
 
 
 
これぞ助産師の醍醐味!
 
と言っても過言ではない吸啜困難のケア。
 
合言葉は、「ママと赤ちゃんはできる!」です。
 
 
 
 
ペアでのトークは盛り上がります。
 
 
おっぱいを育て、
 
赤ちゃんのヤル気を育て、
 
その時を待つ・・・
 
ひたすら待つ・・・
 
ただただ信じて待つ・・・
 
信じて待った者にのみ、「その時」は来るのです。
 
その瞬間に立ち会えると、
 
映画のワンシーンみたいに感じます。
 
 
 
吸えた時のBGMは
「ロッキーのテーマ」でお願いします。
 
 
 
 
おっぱいを吸えて、飲めるようになると、
 
ママと赤ちゃんの変化を実感します。
 
ギャンギャン泣いていた頃とはまるで別人の、
 
穏やか〜♡でラブリ〜♡な赤ちゃん。
 
心配そうで疲れていた頃とはまるで別人の、
 
愛情に溢れニコニコ笑顔♡のママ。
 
ママも赤ちゃんもとても穏やかになり、
 
ラブラブ〜♡な空気が流れるようになります。
 
「母乳育児=母子関係」なんだな〜と
 
実感する瞬間でもあります。
 
 
 
 
みなさん白熱!!
 
 
母乳がうまくいく・いかないは、
 
ママの環境がカギ。
 
助産師がやるべきことは、
 
テクニックを磨くことだけでなく、
 
ママの環境を一緒に整えていくこと。
 
 
 
あれもこれも・・・
 
 
ママのからだ
 
ママの気持ち
 
サポート状況
 
家族の状況
 
などなど
 
おっぱいのケアだけではなく、
 
全体をケアしていくこと。
 
まさにミッドワイフG!=General=総合!
 
 
 
アツいトークは尽きません・・・
 
 
 
妊娠中からマイ助産師として一緒に歩んで、
 
総合的にサポートできれば、
 
ママが産後に困ることは少なく、
 
自然と母乳育児もうまくいくようになるはず。
 
母乳がしたいママも、そうでないママも、
 
マイ助産師を持つことが当たり前になるような、
 
そんな社会になってほしいと思います。
 
 
 
参加していただいたみなさん
ありがとうございました!!
 
 
理想を現実にするには、
 
行動を起こしてナンボ。
 
思いのある助産師さん、
 
ぜひ、ともに、動きましょう!!
 
 

 

 

 

 

 

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