2019-02-05
ヒトの歴史と腰痛
Birth Keeperのリュウです。
竹内さんが整体のブログを書いてくれるので楽しみです。
今日は『ヒトの歴史と腰痛』について書いて行きます。
●まず、ヒトの歴史。
私たちヒトは、700万年の歴史を持っています。
直立二足歩行ができるのがヒトの特徴です。
他の動物との違いは、この直立二足歩行から
様々な特徴が生まれたようです。
・手が自由になった
・脳が発達した
・言葉を話せるようになった
・道具を作るようになった
・・・
当たり前の事ですが、他の動物にはない特徴です。
ヒトは他の動物にない能力で、環境を自分達に有利に変化させました。
そして生態系のトップに君臨しました。
凄いですよね。
獲物を追わなくても、毎日食事をとる事ができ、
安全な場所で生活できるようになったのですから…
この便利な環境が、逆に身体を悪くしているようです。
『サピエンス異変』で警告が出ています。
この書籍を読むと、病気や身体のトラブルがどこからきているのか理解しやすくなります。(オススメ)
便利になり過ぎ、
・ヒトは動かなくなった。
・食事は糖質過多になった。
この2つの大きな要因で身体に異変が起こっているようです。
●腰痛
平成28年の国民生活基礎調査の発表では
有訴者数の第1は『腰痛』だそうです。
※有訴者:病気やけが等で自覚症状のある者
そうか、やっぱり『腰痛か!』と思うかもしれませんが、
なんと腰痛は現代病だと言ってもおかしくないようです。
身体をうごかく仕事が多かった時代は、腰痛を発症する人は少なかったようです。
なので
『腰痛』が起こる原因は
ヒトが動かなくなったのが、大きな原因のようです。
昔の人は1日30000歩は歩いていたようです。
現在の平均歩数は7000歩程です。
自転車・単車・自動車・電車・飛行機などの移動手段が多くなり
早く移動できるようになったが、自らの足で歩く事が少なくなりました。
足腰は弱って来ますよね。
また、仕事内容もデスクワークが多くなり、1日中座っています。
ヒトの歴史の中で1日中座っているのは、近年になってからでしょう。
現在オフィースでの仕事が全体の仕事の80%だそうです。
身体の構造は座るためにできているのではなく、
直立二足歩行に適した構造になっているので、
座り続けることで、腰回りのトラブルが多くなって来ているのでしょうね。
あとは精神的なストレスですかね。
仕事内容は変わらない職場で、腰痛発症について調査した結果、
嫌な上司がいる環境で仕事している従業員に、腰痛発症の率が高かったようです。
仕事内容は一緒でも、置かれた環境で精神的なストレスを感じると腰痛になるようです。
なので、腰痛の原因は構造的な問題(骨格の歪みや姿勢)よりも、
動きがあるかどうか、
ストレスを感じているか、
が大きな要因になるようです。
『人が環境をつくり、環境が人をつくる』
良くも悪くもこの言葉通りですね。
できれば良い環境をつくりましょうね。
関連記事