toggle
2018-10-12

楽しく飛んでる?

こんにちは! Birth Keeperの梁です。
 
今日は私の好きな映画、
 
スタジオジブリの「魔女の宅急便」のお話を少々。
 
この映画は少女キキが成長する物語で、
 
魔女修行に出た少女キキが、親元を離れて暮らす中で、ある日いきなり飛べなくなります。
 
以前は何も考えず、ホウキでヒョイヒョイ飛んでいたのに、です。
 
飛べなくなってもがいているキキと、絵描きの友達ウルスラとの会話がとても素敵なのです。
 
 
 
女子会トーク
 
ウルスラ:「魔法ってさ、呪文を唱えるんじゃないんだね。」
キキ:「うん、血で飛ぶんだって。」
ウルスラ:「魔女の血か・・・いいね、私そういうの好きよ。
      魔女の血、絵描きの血、パン職人の血。神様か誰かがくれた力なんだよね・・・。
      おかげで苦労もするけどさ。」
 
 
二人のこのシーン、前後も含めて大好きなのですが、
 
この物語の「飛ぶこと」を「母乳育児すること」に置き換えると面白いのです(^ ^)
 
 
 
 
 
我々は哺乳類なので、本来、母乳育児ができるはずです。
 
「神様か誰かがくれた力」です。
 
「おかげで苦労もするけどさ」です。
 
赤ちゃんは本能的に、ママのおっぱいを探して吸う。
 
ママの体も、赤ちゃんが吸ってくれたらおっぱいが作られる。
 
「血で飛ぶ」ようなものです。
 
このシンプルな仕組みを、今の世の中には阻むものがたくさん。
 
 
 
 
 
 
昔むかしの、文明の利器がない時代。
 
みんな生きるか死ぬか必死。
 
直感で判断して動く。
 
こどもをたくさん産み、みんなで育てる。
 
母乳育児を当たり前に見て育ち、
 
赤ちゃんが生まれたら、当たり前に抱っこして当たり前に母乳をあげて・・・。
 
母乳育児は本能的なもの
↓ ↓ ↓
当たり前に飛べるもの
 
 
昔の母乳育児のイメージ
 
 
対して現代の私たち。
 
文明の利器に埋もれ、身体能力は退化。
 
いろんなことに囚われすぎて、頭で考え、悩みが多い。
 
本能が薄れてしまっている私たちにとって、
 
母乳育児はものすごくハードルの高いもの
↓ ↓ ↓
簡単には飛べない
 
現代の母乳育児のイメージ
 
加えて少子化。
 
赤ちゃんに触れずママになり、
 
赤ちゃんの抱っこもままならないまま退院。
 
ポジショニングとラッチオンなんてとんでもない!
 
ワンオペ育児しているママも多く、
 
こなすべきタスクがありすぎて、母乳育児にまでたどり着けない。
 
そしてまた母乳育児が遠くなる。
↓ ↓ ↓
どうがんばっても飛べない!!
 
 
 
いろんなことが原因で、
 
楽しく母乳育児がしたいのに、辛い思いをしているママが多すぎる。
 
母乳育児は本来、ママと赤ちゃんの絆になり得るものなのに、
 
ママと赤ちゃんの関係を悪化させるものに・・・。
 
今の日本では、母乳育児は「難しいもの」「特別なもの」になっている気がします。
 
 
 
 
 
でも、私たちが関わることで、「大変」だと思っていた母乳育児が・・・
 
「飛ぶこと」は大変!?
 
 
少しずつ簡単に感じるようになり・・・
 
 
ちょっとずつコツがつかめて・・・
 
 
 
 
こんな風に・・・・
誰でも飛べるよ!!
 
 
子供でもできるような
 
「もっとやりたい!」
 
「楽しい!」
 
と思えるような
 
そんな感じになればいいな〜と思います。
 
 
 
 
 
同様に、
 
「母乳は難しい」という助産師もとても多い気がします。
 
その「難しい」が、「面白い」「楽しい」に変わって欲しくて、
 
助産師さんたちの勉強会・「母乳育児支援の12分野」を開催しています。
 
みんなで楽しく学び合い♡
 
 
母乳育児は本能。
 
現代の日本では伴走者が必要。
 
ママさんたち。ほんのひとときだけでもいいから、マイ助産師をもちましょう。
 
楽しく「飛べる」ようになりますよ(^ ^)
 
助産師さんたち。一人でも多くのママと赤ちゃんのマイ助産師になりましょう。
 
楽しく「飛んでる」キキたちから、パワーをもらえますよ(^ ^)
 
キキが飛べるようになるまでを支えた人たちのように、
 
ママと赤ちゃんの応援団の一人であり続けたいと思います。
 
 
 Birth Keeper 梁
 
関連記事