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2019-06-03

【子どもの虐待防止についての学び】

Birth Keeper 竹内です
 
NPO法人 関西子ども文化協会主催
 
 子ども虐待防止シンポジウム
  虐待の背景に潜んでいたもの
   〜その時、身近なおとなたちができること〜
 
 に行ってきました
 
ルポライターの杉山春さんのお話
 
戦争の時には、子どもの声で自分の居場所がバレてしまう為に我が子を殺したり、自分の身を守るために子どもを殺すことがあった
その人たちは変わった人たちでも怖い人でもなく、私たちの周りにいるような普通の人だった
 
そんな話を聞きながら、胸が締め付けられ涙が出そうになりました
 
いつの時代も子どもたちが犠牲になる
 
でも、その背景には「親が一生懸命生きようとした姿」がある
 
 
 
そんな衝撃的な話から始まり
杉山さんはご自身が取材された虐待事件や、加害者である親の背景を分析し、わかりやすく話してくださいました
 
 
社会が急速に変わっていき、核家族となり、家族がブラックBOX化していること
手続きに行った時の対応で否定されたと思って「もう行かない」となって離れていってしまうこと
なんとなく弱い、周りから言われたことを自分が否定されたと思ってしまう自尊感情の低さ
社会が家族を家族まかせにしている現状
 
 
 
たくさんのことを深く掘り下げてお話ししてくださいました
 
 
 
虐待事件があると、加害者である親に批判が集中します
 
でもそこを責めるだけでは、国の制度や問題が隠れてしまうことにも改めて気づかされました
 
 
 
杉山さんはルポライターの傍、ずいぶん前から子どもたちの居場所づくりをされています
そこでの子どもたちの関わりから見えてきたことを話してくださり、その中からたくさんの気づきがありました
 
 
産前産後に関わることができる私たちの大切さ
行政でもなく指導者でもない、「大丈夫 それでいい」と言う人の存在
産後ケアなどで止まっていてはいけない現状
 
 
私自身がやりたいと思っていることも明確になってきたように思います
 
ちょっと疲れた時に休める静かな場所づくり
誰にも話せなかったことが話せる場所
いつでも帰っておいでと言える場所
 
そんな場所ができたらいいな・・・と思います
 
 
それを叶えるのは、「訪問」はもちろん
やはり、帰ってこれる「場所」が欲しいな…とも思います
 
どこかに空き部屋ないかな〜?!
北摂で居を構えようとすると結構な維持費が必要(涙)
それをママたちに負わせたくない
とモヤモヤ…
 
明日はタイミングよく梁とのミーティング☆
たくさんのことを話してこようと思います
 
 
杉山さんの講演の中で最も印象に残った言葉
 
「人って変われるんです。ケアが入って仕組みの中で子どもが育つと、表情が変わって、子どもが変わってくるんです。」
 
この言葉にものすごく背中を押された気がしました
 
 
 
またこの話について語りたい方は竹内まで〜
 
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