toggle
2018-09-18

【ニワトリ物語〜本能で産卵場所を探す〜】

Birth Keeper 竹内です。
 
先日更新した『おもしろ乳業会社』のブログの反響が予想外に大きかった(らしい)ので、みなさんもうちょっと私のことが知りたいのかな?と勝手に推測し、竹内さんの実家ネタをもう一つ書いてみようと思います。
 
牛の出産のお話は先日させていただきました。
 
牛舎は広く、他にもたくさんの生き物を飼うことができました。
「犬」「ヤギ」「鶏」「猫」「あらゆる小鳥」・・・
この中で、今日は鶏について書こうと思います。
 
「鶏」を飼ったと言っても、まあそれはそれは種類が豊富でして
 
「ブロイラー」
雄鶏だったので、太って父に食されました。
「名古屋コーチン」
卵は美味しかった!穏やかだったし。
「烏骨鶏(ウコッケイ)」
これはご存知のとおり、高級な卵を産みますね。
祖母がウコッケイの卵を食べたくて飼っていたのに、産んだ瞬間に自分で食べてしまうという鳥だったので、(産んだ瞬間に鳴くので)コケーっと鳴き声がしたら膝の悪い祖母は見たこともないダッシュをしてました。子ども心に、おばあちゃんほんまに足痛いんかな?と思ってました。
「軍鶏(シャモ)」
こいつは闘いをする鶏です。
人間をも蹴ってくるというなかなかの気性の荒さ(何度かドロップキックされた)!
集団で歩いているとものすごい威圧感。
「あいつらが庭に入ってきた・・・!」と怯えていました。
 
みなさん、鶏が卵を産む瞬間を見たことはありますか?
 
ヨード卵光の「教えてたまご先生」によると、
【鶏は1日に1個産むのが限度です。
鶏の体内で、成熟した卵黄が卵管に入ってから、約24~25時間かけてゆっくりと卵管を通り、ようやく一つの卵が産卵されます。よって、鶏が一日に産卵できる数は1個までなのです。
一つの卵ができるまでに、まずは卵黄が卵管に排卵され、卵管の中で、卵黄の周りに徐々に卵白が付いていき、最後に卵殻(卵のカラ)が形成されます。
また、数日間卵を産み続けたあと、1~2日休んで、また数日間産むというサイクルを繰り返します。
なかには毎日産卵する鶏もいますが、平均すると、1年間で280個ぐらいといわれています。】
 
 
そんな難しい話は子どもの頃は知りませんでしたし、興味もありませんでした。
時々、イタチか何かに襲われて死んでいる鶏のお腹を見て、卵ってお腹の中では殻付きじゃないんや・・・とは思っていました。
イソップ童話の「金の卵」の再現ドラマのようです。
 
 
さて、新しい鶏が我が家にやってきてから卵を産むくらいに成長すると、父親から私たちに指令があります。
「雌鶏に気づかれないように後をつけるのだ」・・・と。
 
鶏は、鶏舎で飼われているとその場所で卵を産むのですが、放し飼いをしていると静かでひっそりとしたところで卵を産むのです。
 
なんとなくソワソワしながら進む雌鶏。
柱に隠れながら探偵のように追いかける私。
 
最後は周りをキョロキョロと見渡し、早足でヒュッと産む場所に隠れるのです。
 
待つこと40分ほど・・・
 
スッキリと澄ました顔で雌鶏が出てきます。
疲れた・・・というよりは凛とした姿が印象的でした。
見てみると温かい卵がそこにあるではありませんか!!
すぐに上司・・・いや、父に報告です。
「あそこで産んでますぜ」と。
 
次の日からは同じ場所で産むので、探偵の仕事は一旦は終わりです。
 
鶏がひっそりとしたところで敵から身を守りつつ産む本能行動は、人間にも通じるものがあると思います。
【安心できる場所で 自分の産みたいように産む】
 
 
楽しい子どもの頃の、鶏の思い出。
今でも四姉妹で話し出すと止まりません。
あの鶏の求愛の仕方面白かったよな〜とか、
ひよこから鶏になる時の声変わり面白かったよな〜とか「ピヨピヨ→ビヨビヨ→ゴ…ゴゲ→コケコ→コケコッコ(最後を伸ばせない)→コケコッコー(完成形)」。
 
近いうちに実家に帰って、子どもの頃のマニアックなネタを引き出してこようと思います。
 
Birth Keeper には関係のない記事でしたが、長々と鶏ネタにお付き合いありがとうございました。
 
詳しく聞きたい方は、竹内まで♡
 
次こそは・・・次こそは・・・Birth Keeperらしい記事にします!
関連記事