2018-12-06
乳(NEW)カレッジ★12分野第3期修了
先日は「母乳育児支援の12分野」第3期の最終日でした。
毎月、テーマに沿って学習し、
それぞれの母乳育児支援における課題もシェアした6ヶ月でした。
最終日は「乳離れのお手伝い」。
ママと赤ちゃんの自立に向けた学びです。
12分野で大切にしていることは、専門職どうしが繋がること。
今回の受講生さんの中には、
遠くは名古屋、そして京都からもはるばる通って来てくれた方もいます。
大学病院勤務、個人クリニック勤務、助産院開業・・・
いろんな環境の助産師さんが集まり、繋がりをもってくれました(^ ^)
断乳・卒乳・・・
いろんなやめ方がありますが、
ママと赤ちゃんの新しいスタートを応援します。
母乳育児が軌道にのるまでのサポートは、
病院でのケアだけでは足りません。
病院と地域、専門職同士が繋がって、
チームでママと赤ちゃんを見守ることが必要だと感じます。
日本は妊娠〜出産〜産後ケアのマンパワーが足りません。
例えば、
大阪の北摂地方では毎年15000人ほどの赤ちゃんが生まれるのに対し、
分娩施設は35件。
そのうちBirth Keeperの利用者さんが多い豊中市は、
年間3500人ほどの赤ちゃんが生まれるのに対し、
分娩施設はたったの5件。
年間3500人を5施設で担当する場合、
年間でひと施設700人を担当することになります。
(大まかな計算ですが・・・)
名古屋から通ってくれていました!!
感激です!!
母乳育児は最初の10日間がカギ。
ママと赤ちゃんにとことん寄り添ったケアが必要です。
平均的な産褥入院期間は5日間。
その期間で母乳育児を軌道に乗せるのは難しく、
多くは退院後におっぱい外来などでフォローするので、
かなり多くのママたちをサポートしていることになります。
入院中だけでなく退院後も、
母乳育児支援のためのマンパワーが必要になってきます。
たくさんのママの母乳育児を軌道にのせるには
分娩施設のマンパワーだけでは難しい状況ですが、
地域のマンパワーと合体すれば、解決できることが増えるはずです。
そして京都からも!!ありがとうございます!!
母乳育児は、ママの前に最初に立ちはだかる最初の壁だと言われています。
最初の難関を突破できると、
ママはその後の育児を、自信を持って育児できるようになります。
入院中のケアは、本当に大事。
そして退院後の継続したケアも本当に大事です。
今回のふりかえ受講で、第2期の方も12分野全制覇されました♡
多くの助産師は
妊娠〜出産〜産後のママを継続して見守っていきたいと思っていますが、
現実的になかなかそれは難しい。
施設勤務の場合は退院後のケアが課題、
母乳育児支援で開業している場合は妊娠〜入院中のケアが課題です。
施設のマンパワーだけでなく、
地域のマンパワーが合体できると、
それぞれの課題が解決され、
母乳育児しやすい環境になると思います。
Birth Keeper はありがたいことに、
施設からママさんをご紹介いただくことが増えてきました。
施設・地域のダブルで見守らせていただいてる場合、
母乳育児が軌道にのるのが早いと感じます。
妊婦さんなのに皆勤賞!!ありがとうございます(^ ^)
施設と地域のマンパワーをアップできて、
専門職同士が繋がる機会をアップできるような
そんな時間を作りたくて、
「母乳育児支援の12分野」を続けています。
みなさん情熱的で、こちらもたくさん学びをもらっています(^ ^)
施設助産師なら、地域とどう繋がったらいい?
地域助産師なら、施設とどう繋がったらいい?
自分が今いるところで、できることは?
でっかい♡でハイ!チーズ!!(^ ^)
第3期は先日は修了しましたが、
毎月1回の「しゃべくり☆SAMBA」にて、
さらに深い学びにつなげていけたらと思います。
「母乳育児支援の12分野」の新クールは来年1月から。
今までのように、
ママと赤ちゃんのために何かしたい助産師さんたちが集まってくれます。
出会いに感謝です(^ ^)
めざせ!!ママと赤ちゃんのよりそい隊!!
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