2018-10-23
ダンナさんと話そう!
「うちのダンナさん、全然家事も育児もしないんです」
産後のママさんからよく聞くこのことば。
「男は仕事」の社会では、パパさんの家事育児時間は少ないのが現状。
ママさんのご不満は、パパさんの家事育児時間にあるのでしょうか。
24時間365日、育児をしていると、本当に気が休まりません。
せめてダンナさんが帰って来た時だけでも、
少しだけ休みたいと思う方は多いと思います。
産後のママに、リラックスできる時間はどんな時?と聞いたら、
「誰かと話をしている時」と答える方は多く、
私たちが訪問に行って喜ばれるのは、
「とにかく会話がしたい!」というママの欲求が満たされるからなのでしょう。
核家族でダンナさんが外で働いている場合、
産後のママは赤ちゃんと一対一で向き合うことになります。
「この子をちゃんと育てないと。」
「自分に何かあったらこの子はどうなる?」
責任感の強いママほど、緊張感が募ります。
そんなママたちだから、他の大人と繋がっている時間は安心できるのでしょう。
ましてやパートナーに話を聞いてもらえるというのは、とても安心できるものです。
人は話を聞いてもらう、話をする、それだけで気持ちが軽くなります。
女性だとなおさらその傾向が強いようです。
話を聴いてもらうことによって、気持ちがすっきりしたり、
言葉にすることで自分の気持ちが整理できます。
女子会が楽しいのはそんな効果があるからです。
会話することの嬉しいおまけは、
聴いてくれた相手に対して、「この人は自分の味方だ」と思えて、
より深い信頼を抱くようになっていきます。
先日、訪問で伺ったママさん。
3人目を出産後、乳腺炎になってしまいました。
ダンナさんは出張ばかりで、ほとんど家にいないとのこと。
当然、家事育児はただいま専業主婦のママさんの役割に。
絵に描いたようなワンオペ育児をされていたけれど、
ダンナさんへの愚痴は全くありませんでした。
仲良しな二人♡
真ん中のお姉ちゃんはこども園でした(^ ^)
その秘訣を聞くと、
「ダンナは応援席にいる人だと思うようにしたら良い。
同じプレーヤーだと思うからハラが立つ」
とのお言葉。
以前ダンナさんにもそれを伝えたら、
「え?ボールボーイのつもりでおったわ〜(^ ^)」と言われたそう。
「腹たちますよね〜。応援すらしてないやん!」とママさん。
でもママさんは笑顔。
お話を聞いていると、ダンナさんは仕事は忙しいけれど、
お話はよく聞いてくれたり、ママさんが体調不良で寝込んだ時などは、
一人ですべてをこなしてくれるそう。
コミュニケーションが取れている夫婦は違うと感じます。
育児に無関心、自分にも子供にも無関心だと、
ママさんとしては、
「子育てが大変なことを少しでもわかりやがれ!!」的になり、
仕事でクタクタのダンナさんに、いろ〜んな家事育児をさせて、
自分の辛さを分からせようと躍起になってしまいます。
仕事が忙しくて家事育児ができない場合でも、
話を聞いて、「気にしている」ことがママさんに伝われば、
それだけで安心できるものです。
ママさんを孤独にしないことがとても大事。
「あなたを気にしているよ」
「大事に思っているよ」
の気持ちが伝わるようにしてもらいたいです。
どう育児したいのか、ちゃんと夫婦で話しましょう。
夫婦で育てたいのか、役割分担でいいのか。
お互いに、自分の好きなこと・嫌なことも伝えましょう。
ダンナさん、話を聞いてください。
嫁さんは口マメになってください。
「以心伝心」はありません。
「わかってくれるよね」もありません。
きっとみなさんは、機械のように家事育児をするダンナさんがほしいわけじゃない。
子育てを頑張っていることをダンナさんが分かってくれていると感じたら、
きっと孤独感は生まれません。
私なら
話を聴いてくれながら、
イライラせずに家事育児してくれるダンナさんがいいな〜(^ ^)
会話が増えれば、産後のママさんの不安と不満は少なくなります。
理想の夫婦の形は人それぞれ。
妊娠・出産・子育てが、ご夫婦のピンチになるのか、
はたまたご夫婦の絆が深まるチャンスになるのか。
それは会話次第だと思うのです。
みなさん夫婦の会話が増えますように・・・(^ ^)
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