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2019-01-02

【母乳育児に寄り添った2018→よろしく2019☆】

あけましておめでとうございます!
 
 
1月といえばBirth Keeper発足からまるまる2年を迎えます。
3年目突入ということで、先日ミーティングを行いました。
 
代表の梁→クリニック勤務+母性看護非常勤講師+はな助産院
整体師の柳→みらい鍼灸整骨院の院長
そして竹内→クリニック勤務+母性看護非常勤講師+そら助産院
 
個人の活動に加えてのBirth Keeper、多忙な3人ですがなんとか2年間走ってきました。
 
 
思い起こせば、岡山の転勤から戻ってまもなく梁から
「竹内さん、一緒に母乳育児のことやらん?竹内さんの力が必要やねん。」
と声をかけられ、
「え〜私母乳のことあんまりわかりませんし、そんなに母乳に思い入れはないんです〜」
と答え、私自身は転勤による育児支援が途切れまくる世の中をなんとかしたいことを伝えました。
梁に
「思いは一緒やん!!」
と言われ、
「???」
と思いながらも、母乳育児で露頭に迷うママをたくさん見てきたので、なんとかしたいという想いだけで一緒にBirth Keeperを立ち上げる準備を始めさせてもらいました。
 
 
自分が関わっているもの全て全力でやりたかったのですが、このままでは自分が幸せではなくなってしまう・・・と、Birth Keeperに絞って活動をさせていただきました。
 
なぜBirth Keeperに絞ったのかって?
それは大阪に来て誰よりも早く「一緒にやろう!」と声をかけてくれたから。
その気持ちを信じて・・・です!
 
 
新人から5年間、神戸の総合病院で働いていた時に継続してケアができる病院だったので、乳腺炎の経過や乳頭トラブルの経過はみせてもらっていました。
 
しかし、Birth Keeperにくる多くの依頼は一言で言うと「戦隊モノ」ならぬ「長期戦モノ」
 
吸啜困難で依頼があった時、2年前の私は
「私が訪問に行っても赤ちゃん泣き叫んで終わってしまうしな〜」
「他の人の方がいいんじゃないだろうか・・・」
 
と肩を落として訪問から帰ることもありました。
 
梁に電話で「赤ちゃん大泣きで無理でした〜」と報告すると、
「今できることをして信じて待とう。搾乳とラブラブはやってるんやから大丈夫!絶対大丈夫だから!」
と元気づけられましたが、はじめの頃は訪問に行くたびに落ち込んでしまいました。
 
そんな時、
「私が訪問してもおんなじやで。
これができていたらまだ大丈夫・・・待とう!
私らが信じなくなったら終わりやで!」
そう言って、自分を励まし仲間を励ましママを励まし・・・
「この人の信じる母子を信じる気持ちは本物や・・・一緒に待ってみよう」
と思えました。
 
やれることをやって環境を整え、母子を信じて待っていると、その日はやって来るのです。
2ヶ月を超えてからでも「す・・・吸えた〜!!」
「こんな日が来るとは・・・」
ママも感動されますが、こちらも涙が出るほどの感動の瞬間がやってくるのです。
 
 
なかには、母乳育児ではなくミルクでの育児を選択されたママもいます。
1歳のお誕生日で連絡をとらせていただいた時に
「一生懸命やるだけやってよかった。おかげで納得して育児ができています。」
「母乳のことであの時は気がおかしくなりそうだったから思いきって連絡して寄り添ってもらえてよかった。」
というお言葉をいただきます。
 
これがBirth Keeperのミッション『母乳育児ですべての人を幸せに』なのだと思います。
 
幸せは、母乳で育てて幸せになるということだけではありません。
母乳育児を一緒に考える母子、家族、助産師、子育てに関わる職種みなさんの幸せのことなのです。
 
 
「生まれてすぐから、ママが納得できる方法を選んでいく」
ということは、育児をしていくうえでとても大切なことだと思います。
 
ママはいつでも赤ちゃんに一番いい方法を考えています。
そして、そのために悩み、苦しむときがあります。
本能では「これだ」と思っていても実現できないときがあるのです。
 
 
母乳育児をしたいママ、諦めたくないママは確実にいるのです。
 
「あなたのおっぱいじゃ無理よ〜」
「ミルクでもちゃんと育つからいいじゃない」
と助産師や家族、子育てに関わる職種の人から言われ、
ときには1日30gの体重増加に満たなかった時に母親失格のような発言をされ、
「そうなんだ、私さえあきらめれば・・・」
と自分の気持ちに蓋をして自分を納得させているママがいます。
 
梁は
「母乳のママを増やしたいだけちゃうねん。
ほんま、もったいないねん!
やり方がわかって寄り添う人がいればできるのに・・・」
とよく言います。
 
本当にその通りだな〜と思います。
 
私たちだけでは限界があるとも思う今日この頃。
必要としているママにこのケアを受けてほしい。
ママたちの想いを知って、母子に寄り添ってケアできる人が増えれば、母子だけでなく、助産師自身も幸せになれるはず。
 
2019年も想いで突っ走っていくBirth Keeper。
 
どうか必要な人に私たちの活動が届きますように!!
 
 
☆Birth Keeper 竹内☆
 
夫の実家高知県での初日の出☆今年は雲がなくて縁起がいい!
 
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