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2018-12-23

産後の腰痛 意外な原因…

 Birth Keeperのリュウです。
 
今年もあと1週間で今年が終わりますね。
 
年始に掲げた目標を確認すると、達成出来ていない事が多い事に気付きました。
 
1つでも多くクリア出来るよう、ラストスパートしていきます。
 
 
今回は『腰痛』について書きます。
 
産後は腰痛を起こしやすいと言われています。
 
今年、産後の腰痛をかなり見させて頂きました。
 
経験上、腰痛が発症する理由として、下記の3の要素が関わっていると感じています。
 
 
1.『腎虚』
 
『腎虚』(腎が虚する)とは東洋医学で使われる言葉です。
 
腎は生命エネルギーを意味します。
 
産後は、赤ちゃんに自身の生命エネルギーをあげたので、かなり不足した状態です。
 
だから無理は禁物です。
 
 
2.『血虚』
 
 『血虚』(血が虚する)も東洋医学で使われている言葉です。
 
 言葉通り血が不足した状態です。
 
 妊娠中、赤ちゃんに血液をあげ、出産で出血し、母乳を授けていますので、血液が不足した状態です。
 
 早期から血液を作る材料を補う必要があります。
 
 そうしないと、身体の修正が遅れがちになります。
 
 
3.ストレス
 
 ・育児・家事・仕事・寝不足
 
 この環境が続くと身体が疲れ、身体が疲れると心も乱れてきます。
 
 プライベートな時間もなくなり、思うように動けない状態が続きます。
 
 フラストレーションが溜まり、腰痛を起こしやすくなります。
 
 
 『腰痛は怒りである』
 
 10年以上前に読んだ書籍です。
 
 ぜひお読みください。
 
 
 
 
 特に!旦那の一言
 
 これが意外と大きい原因かも…
 
 『子供とおれていいな〜』
 
 『家汚れているね』
 
 『ご飯これだけ?』
 
 ・・・
 
 子育てしている奥さんに、絶対に言ってはいけない言葉です。
 
(これが腰痛の引き金になる事も…)
 
 
奥さんがイライラすると、気が逆上し上半身に血液が滞り、下半身に血液が回りにくなり、身体の回復が遅れます。
 
また呼吸も浅くなり、胸郭の動きも悪くなり腰痛を起こしやすくなります。
 
 
 
 
まとめると、この3つが大きな原因と思われます。
 
『エネルギー不足 + 血液不足 + ストレス』
 
この3拍子が揃えば、腰痛が起こる可能性はかなり高くなります。
 
 
先日、産後に腰痛が発症した方の往診に行ってきました。
 
立ち上がる際に、腰、股関節が痛くて立つのがやっとでした。
 
肩呼吸・胸式呼吸になっていた為、腹式呼吸の指導を行いました。
 
この方法だけでも、痛みの30%はダウンしていきます。
 
 
腰痛の対策としてコルセットが第1にイメージする人が多いですが、
 
まず、しなければいけない事は、深呼吸。
 
深呼吸する事により、交感神経が優位な自律神経が整います。
 
深呼吸は、腎を補うとも言われており、効果大です。
 
 
なので、産後は無理をせず、イライラせず過ごすのが一番です。
 
・・・
 
無理ですよね。
 
 
Birth Keeper リュウ 
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