2019-02-17
脳と栄養
Birth Keeperのリュウです。
『脳と栄養』について書いていきます。
昨日、脳神経外科の金安明先生の講演を聞きました。
脳を守るには、運動と食生活が大切だという事を改めて感じました。
ヒトは進化の過程で、他の動物よりエネルギー効率をよくしたと伝えましたが、
身体だけでなく脳でもエネルギー効率をよくした進化があるようです。
ネアンデルタール人は脳が大きかったがエネルギー効率が悪かったので、
常に食べ物を求めなければならないようになり、
道具を作ったり、会話や思考といった、
前頭脳を使うことが少なかったので、脳(前頭葉)が進化できなかったようです。
ヒトの脳は、脳の仕事量は多いが、コンパクトにまとめられ省エネルギーで活動できるようになったそうです。
この事により、常に食事を取らなくても身体を維持できる仕組みが出来上がり、特に飢餓に強い動物になったようです。
身体も脳も省エネで作られているので、常に食さなくても大丈夫なのです。
しかし、日本や先進国は飽食時代になり、特に糖質の摂りすぎで様々な身体の不調が現れてきています。
身体の構造はほとんどが水分、そのつぎにタンパク質、そして脂質で構成されています。
我々が摂取している糖は身体を構成するためにあるのではなく、エネルギー源として使われます。
1日約170gの糖の摂取で身体を機能させる事ができるようです。
運動する人はエネルギーが必要なので、体重1kgあたり5g〜7gを目安に取ってくださいね。
『過ぎたるは及ばざるがごとし』
余分な糖は中性脂肪に変わり、これがLDLコレステロールとつき悪さをしていきます。
LDLコレステロールが悪いのではないですよ。
中性脂肪とつく事が悪さをするのです。
なので糖の摂取は程々が良いですね。
では脳は何で出来上がっているのか?
一番多いのが水です。
その次に多いのが、なんと脂質。あぶらです。
その次にタンパク質。
脳は他の臓器と比べ脂質の量が多いのが特徴です。
脳はタンパク質より脂質が多いのにはビックリですよね。
脂質が多いので、神経伝達がうまく行き、神経活動を行えるようです。
脂質といえばコレステロール。
血液検査データでトータルコレステロール値が高いと、コレステロールを下げるお薬が出てきてました。
最近の研究で、コレステロールの必要性が見直され
『下げろ!から上げろ!』
に指導が変わってきています。
コレステロール値が160を切ると、血管壁が弱くなり脳血管障害の一つである
脳出血が起こるリスクが高くなるようです。
10年前、
『卵を食べるとコレステロール値が上がる!だから食べたらダメ!』
と言っていた時代はもう終わったようなものですね。
時代が変われば、健康情報も変わり指導も変わっていきますね。
この間の指導は何だったんでしょうね。
身体は食べたもので出来上がっています。
過剰な糖の摂取を抑え、身体作りに必要なタンパク質を摂取していきましょう!
妊娠中・出産後は特に身体作りに気をつけましょうね。
アレルギーがなければ、卵を一日1つは摂取しましょう。
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