赤ちゃんが早く生まれたら★オーダーメイドの母乳★
先日、Birth Keeperをご利用されているプレママさんが、切迫早産で入院されました☆
健診で子宮口が開きかかっているといわれ、安静と点滴目的での入院です。
近くで訪問ケアがあったので、病院にお顔を見に行ってきました。
現在、妊娠33週。
予定日まではあと7週!
37週の正期産まで4週あります。
いま赤ちゃんが生まれると、早産の領域です・・・ムムム・・・。
子宮収縮を抑えてくれる薬を点滴中。副作用もあるのでツラいのです・・・。
安静入院で切迫症状は治ってきているとのこと。ひと安心です(^ ^)
「もしいま生まれたらいろいろ心配。
予定を早めて母乳のケアは受けられるの?」
妊娠中にケアをお申し込みされたら、産後の母乳ケアは通常、その方の予定日に合わせての計画を立てていきます。
もし早産になった場合は、もちろんその時期に合わせてケアをシフトチェンジいたします(^ ^)
「よかった〜」と安心された様子。
ところで皆さんは、もし早くに赤ちゃんが生まれた場合、その時こそ母乳の出番だということをご存知でしょうか?
この表は、早産で赤ちゃんを産んだママの母乳と、正期産期で赤ちゃんを産んだママの母乳を比べたものです。
第1回医師のための母乳育児支援セミナー資料集、日本ラクテーションコンサルタント協会、2005、p157より引用
早産で産んだママの母乳の方が、正期産で産んだママの母乳よりも、カロリー、脂肪、たんぱく質が多く含まれているのがわかります。
妊娠週数や個人差はありますが、未熟な状態で生まれた赤ちゃんに必要な成分がより多く含まれています。
本来ならば、妊娠後期にママのお腹の中でもらうはずだったものの多くを、母乳からもらえるようにできています。
特に脂肪は、赤ちゃんの肺や脳が育つお手伝いをしてくれます。
自分の赤ちゃんが何を一番必要としているかを、ママの体は知っていることになりますね(^ ^)
早産したママの中には、「自分は未熟な赤ちゃんを産んだから、母乳も未熟なのでは?」と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、そんなことは全っっっっっ然なくて、むしろそのママの母乳こそがその子にとっては素晴らしい栄養となるのです。
まさにオダーメイドの栄養!
いや〜、母乳ってホントに素晴らしいですよね☆
とは言えやはり正期産期までは、ママのお腹の中で過ごすのが一番。
いまはまだ生まれないでねー、と赤ちゃんにお願いしながら病院をあとにしました。
母乳はどの赤ちゃんにとってもオーダーメイドの栄養です。
その栄養を、ママたちが赤ちゃんに安心してあげられるお手伝いしてきたいと思っています。
長くなりましたので、今日はここまで☆
雨ですが、良い一日となりますように(^o^)