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2019-01-27

【ママのお悩み解決編☆おっぱいがカチカチに張って痛い!!】

Birth Keeper 竹内です
 
今日はマジメにおっぱいのお話をしようと思います。
 
12分野では、乳房の解剖から血液・リンパのことなどお話ししています。
 
最近は早期母子同室がスタンダートなり『うっ積』で岩のようにカッチカチに乳房が緊満する(病的緊満という)人が減った気がします。
(私の勝手な統計ですが・・・)
 
しかし、やはり退院時に痛くてカッチカチで・・・と依頼の電話がかかってくることがあります。
 
ママ自身で対処しきれないときには、産院の助産師さんがBirth Keeperを紹介してくださるケースもあり、退院当日にすっ飛んで行くこともあります。
 
病的緊満(うっ積の場合)のケアとして、基本的には乳房の緊満が落ち着くまで待つといいのですが、
張りが強くて眠れない
張りが強くて直接おっぱいをあげられない
緊満が落ちついてから分泌を上げようとしても思うようにいかない
というケースもあります。
 
乳房が痛くて触れないような時は、背中や腕の方から整体で血液やリンパの流れを整えていくと乳房の動きが良くなります。
深呼吸だけでも乳房周辺の血液やリンパの流れは良くなります。
 
おっぱいが張っている時は、乳房全体がむくんでいる状態です。
むくみのメカニズムは・・・
 
むくみ(浮腫)の形成
図解でわかりやすく
 
難しく書かれていますが、
ひとことで言うと
皮膚の下に不要な水分が溜まった状態
 
正常な場合
 →組織間液は血管に再吸収されたりリンパ管に吸収されたりする
浮腫がある場合
 →循環が悪くなり、血管から漏れ出す水分が増加し、血管やリンパ管への吸収が低下する
 
 
むくむとどうなるのか
 
看護の勉強をされた方は習ったと思いますが、組織が「脆弱」になります。
赤ちゃんの吸引圧が乳頭にダイレクトにかかると傷つきやすいのです。
 
乳房や乳頭がむくむことによって起こりうるトラブルとして
・乳頭に傷がつきやすい
・直接授乳が困難になる(滑って吸いつけない)
・乳頭・乳輪部の痛み
・搾乳や排乳がしにくい
などがあげられます。
 
解決法として
・乳房周辺の循環を良くすること
 (ママ自身では肩回し&深呼吸でも良い)
・乳頭乳輪部の浮腫みをとる
・ポジショニングやラッチオンをしっかり実施し、浅飲みさせない
 
そして、ここでガシガシと痛いマッサージをするよりも
緊満がマシになるのを適切なケアをしながら待つ
ことが必要になります。
 
そして、乳頭・乳輪にむくみがある間は
乳頭保護器
搾乳器
の使用は控えましょう。
 
使用しても分泌が得られないばかりか、むくみがひどくなってしまいます。
 
乳房が熱を持っているような病的緊満の時には冷やすのも良いかもしれません。
しかし、乳房が張っているから・・・と、いつまでも冷やしていると循環が悪くなってしまいます。
緊満がマシになってきたら冷やすのもやめていきましょう。
 
緊満が強いときにおこなえる整体や痛くない乳房マッサージ、浮腫とりについては、
Birth Keeperでの12分野で学びを深めています。
 
ご興味ある方は是非ご連絡ください。
 
そして、病的緊満でお困りの方がいらっしゃれば遠慮なくご連絡くださいね!
 
 ↓  退院後初めてのお風呂
  この後、カッチカチのおっぱいを上手に吸ってくれました♡
  ありがとう〜
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