2019-02-06
ヒトの動きは『省エネ』
Birth Keeperのリュウです。
昨日は『ヒトの歴史と腰痛』についてブログを書きました。
本日は、ヒトの動きは『省エネ』について書いていきます。
少し難しい言葉も出てきますが、最後まで読んでくださいね。
私たちヒトの歩行は『ジェットコースター』です。
直立二足歩行になり、位置エネルギーから運動エネルギーへの変換が効率よくできる動物です。
なので、他の動物と比べ、長く歩けるという特徴があります。
歩いても疲れにくいという特徴です。
馬は早く走れても、ヒトのように長く歩けないようです。
ヒトは、1日10Kmでも20Kmでも歩ける身体になっています。
『健康のためにウォーキングを1万歩!』
という言葉を聞きますが、昔の人は3万歩も4万歩も歩いていたようですよ。
いかに私たちが歩かなくなったのかが、数字で分かりますよね。
分かりやすい記事を見つけましたので、是非読んでみてください。
人間は動物界最高のランナー!(↓)
エネルギーの変換をジェットコースターで例えてみます。
高所まではエネルギーを使って登っていきますが、
そこから降っていけば、後は勢いよく走り出します。
『位置エネルギー』から『運動エネルギー』変換が起こった状態です。
なので、
身体を動かすと、「膝や腰が痛い!」という声を良く聞きますが、
動かすことは動物にとって当たり前なので、動かすと痛みが出るはおかしい事です。
冒頭にも触れましたが、私たちヒト身体は『省エネ』で動けるようになっています。
動きをスムーズに行えるよう、
動きの土台となる箇所と、動きを遂行する箇所ですを使います。
専門的な用語を使うと
『内側運動制御系』と『外側運動制御系』です。
※旭川医科大学 高草木 薫先生の論文から引用
『内側運動制御系』は、動きの土台となります。無意識で活動する動きです。
前回のブログでも書きましたが、手を上げようと意識したら、ふくらはぎや背中の筋肉が活動しています。
この動きの事を言います。
『外側運動制御系』は、意識して活動する動きです。
手をあげる時に腕の筋肉が活動しますね。
この事です。
外側運動制御系の動きの前に、内側運動制御系の動きが先立って働いていれば、動きがスムーズに行えます。
膝や腰、肩に痛みが出ている場合、もしかしたらこの内側運動制御系の動きが、うまく働いていないかもしれません。
特に内側運動制御系の働きが弱くなっている可能性があります。
その為、外側運動制御系の動きが強くなり、
『膝や腰が痛い!』
という結果につながっている可能性が高いです。
膝や腰に痛みが出る人は、力を抜く事が必要です。
そして、身体をゆっくりと動かし、正しい身体図形(ボディーマッピング)を脳に描いていきましょう。
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