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2018-09-07

【幸せのカタチ】☆竹内の研修報告

現在、不妊に悩むカップルは5〜6組に1組。
体外受精で生まれた赤ちゃんは20人に1人です。
 
助産師になると、ひと通りの不妊治療についての知識は学びます。
不妊カウンセラーや胚培養士という仕事があること。
日々進歩している最新の治療。
そして、不妊治療のメンタルケアについても。
 
 
先月、岡山大学で『幸せのカタチ』というドキュメンタリー映画を観ました。
 
この映画についてブログに書こうと思ったのは、
妊娠や不妊がテーマになっているけれど、それ以上に深く深く感じるものがあったからです。
 
 
映画の中では、不妊治療をされた方が自らの経験を語ります。
 
なぜ子どもが欲しいのか考えても理由なんてないのよね、とおっしゃる方。
 
子どもが欲しいのか子育てをしたいのかを自分自身に問い、「私は子育てがしたいのだ」と特別養子縁組制度を使って子育てをされている方。
 
不妊治療に向き合うけれど、どうしても意識に差ができてしまう夫婦。
「不妊治療をしなければ妻が辛い思いをする姿を見ることもなかったのに・・・」と思う夫。
不妊治療ではじめて受精卵ができた時の妻の笑顔を見て、この笑顔のために頑張ってきたのだと思えた、と。
その経験から、男性として不妊のピアカウンセラーとして活動されている夫。
 
もちろん、不妊治療をするのは子どもが欲しいからです。
 
しかし、この映画を観て感じたのは、
不妊治療をすることは、妊娠するために治療をするだけではなく
生きていく中で自分にとって大切なものを見つけることなのかもしれないな・・・と考えさせられました。
 
 
映画の中で語られた
 
「幸せとはなんなのか」
「さまざまな幸せがある」
「幸せの定義はその人にしか決められない」
 
 
という言葉。
 
 
私にとっての幸せってなんだろう・・・
 
 
岡山大学の中塚幹也先生、上映会を開催してくださった皆様、同窓会でお近づきになれた皆様、ありがとうございました。
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