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2017-07-24

昔の育児・今の育児★母乳育児できるには?

先日、子どもを連れて大都会・梅田に行って来た時のこと。

 

おばあちゃんに「あらあら、こんなとこまで子ども連れてきて・・・」

と言われました。

むむ・・・? お小言かな? と覚悟していたら、

「おかあさん大変やろうに、えらいなあ・・・」

あれ? ちょっと違うぞ?

ナニナニ? なんだか知らないけど褒められてる? と思って聞いていると、

「昔はな、みん〜なで子どもを見てたから、

少しの外出やったらご近所の大きい子どもらに赤ちゃん預けとったんやで。

今のおかあさんは大変やな〜。

預ける人がおらんから、一緒に連れて出なあかん。

そうすると外でもお乳あげなあかんやろ?

えらいな〜と思ってなぁ。」

という、優しいお言葉をいただきました(^ ^)

*注:赤の他人のおばあちゃんです

 

外出先でのおっぱいタイム♡

私ではなく、美しいMちゃんママでお届けしております。

 

 

おばあちゃんのありがたいお言葉で気づいたのですが、

昔と今のママでは大きな違いがあります。

 

一つは環境。

昔は女性同士のコミュニティーがとても充実していました。

女性同士で結束して家庭を支え合っていた文化があります。

あげ乳やもらい乳もあるくらい、家庭同士のつながりは濃かったようです。

「ちょっと買い物行ってくるから、うちの子見といてくれる?」が、

ママ同士だけでなく、近所の大きい子ども(特に女の子)にも通用していました。

 

二つ目は赤ちゃんに対する理解。

小さい頃から赤ちゃんを身近に見て育っているので、

子どもですら、赤ちゃんがどんな生き物なのかを理解していました。

なんで泣いているのか?

どうすればいいのか?

はっきりは分からないけど、なんとなくこうなのでは・・・?

小さい頃からの子守で、昔のママには子育てにおける『何となくの感覚』が

あったのではないでしょうか。

 

昔よく見られた「ねえや」さんたち。

ある意味英才教育かもしれません。

*画像はネットよりお借りしました

 

赤ちゃんのことを分かって出産し、

子育てを共有できるコミュニティーもあった、かつての日本。

かたや赤ちゃんのことが全く分からないまま出産し、

ようやく抱っこに慣れた頃に、産院を退院。

その後は一人で、密室で子育てをしている女性が多い現代の日本。

もちろん時代ごとにいろんな問題が存在していたと思いますが、

子育て環境に対してはどう考えても現状はマズいと思いませんか?

 

 

どうマズいかをお仕事で例えると、

新人ママさんが一人で育児していることは、

入社して間もない新入社員さんに、大切な顧客を一人でおまかせしているようなもの

だと思います。

 

新入社員さんが、ルーチンワークをこなすのが大変なのと同じで、

新人ママさんも、赤ちゃんのお世話をこなすのは大変です。

抱っこ・オムツ交換・お着替え・沐浴・寝かしつけ・・・

慣れない育児にヘトヘト。

お客さまも新入社員さんも、ものすごく不安な状態です。

そんな状況で、そうじ・洗濯・お料理をこなすのはなかなかハードルが高く、

ましてや母乳育児なんて、とんでもございません!

 

 

女性だからといって、産んだらすぐに母性を発揮できるわけでも、

子育てが上手にできるわけでも、

母乳がジャバジャバ出るわけでもありません。

赤ちゃんを抱っこしたのは、ご自分の赤ちゃんが初めてというママも少なくありません。

そんな状況での育児が、今の日本の社会ではフツーに行われています。

とてもマズいこの状況、どうすれば良いのでしょうか。

 

 

女性は赤ちゃんのお世話を通じて、少しずつ少しずつ、おかあさんになっていきます。

実は、少しのお手伝いでうまくいくことがとても多いです。

でも少しのお手伝いがないと、なかなかうまくいかないことも事実です。

その「少しのお手伝い」ができるひとを増やしていくことが大切です。

新人ママさんがどういう状況にいるのか、まわりのひとたちはぜひ知ってもらいたいと思います。

 

 

お孫さんのために、娘さんやお嫁さんのために

「何ができるかな?」と思っているおじいちゃん・おばあちゃんに聞いて欲しいお話です。

8月5日の孫育て塾♡

 

日本では妊娠中、9割の女性が「赤ちゃんをできれば母乳で育てたい」

と思っているのに対して、産後、実際に母乳育児できている女性は5割です。

母乳育児がうまくいかない原因の一つが、孤育てだとも言われています。

子育てや母乳育児は、ママだけががんばるものではありません。

ママたちが背負っている色んな荷物を減らしていくことは、まわりのみんなの課題です。

ママたちが少しでもラクで楽しい母乳育児ができるように、

妊娠中からみんなで準備して欲しいと思います。

 

梅田で出会ったおばあちゃんのような、優しいサポーターが増えますように・・・。

 

★Birth Keeperでは、母乳育児がしたいママたちを産前から応援しています。

 母乳育児しやすい環境作りをお手伝いしています★

 

 

 

 

 

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