toggle
2018-12-22

産後うつにならないために助産師ができること Part3

産後うつは昔もあったとは思うのですが、やはり核家族化、コミュニティの希薄化、共働き世帯の増加などにより、子育て環境が急速に変わったのは間違いありません。
 
いまの子育て世代は、学校でも家でも「頑張れ、もっと頑張れ」と努力してきた世代だと思います。
 
そして、子育てでも「頑張らなきゃ、自分でやらなきゃ」と頑張ってしまうのだと思います。
自己肯定感・自己有能感が低いことも関係しているのかもしれません。
 
 
子育ては昔からあるのに、なぜいま子育てに困る人が多いのか、産後うつが問題になっているのかを考えている時にこのコラムに出会いました。
 
 
妊娠・出産・授乳は本能ですが、子育ては本能ではありません。
子育てを本能だと考えるから、母親の悩みは深まるのです。
子育てがうまくいかない現実を自分の母性に問題があると考えて、たくさんの女性が自分を責めています。
さらに、母親はその原因を生育歴や、自分を育てた親の子育てのあり方のせいにして、孤立していってしまうのです。
でも、私は違うと考えています。
子育ては本能ではなく、子育ては文化だったのです。
美味しいぬか床や味噌造りが文化であるように、子育ても文化なのです。
昔、大家族だった時に自然と伝承されてきた文化が今日に至り伝承が切れてしまったのです。
ですから、女性の母性に原因があるのではないのです。
ぬか床や味噌が作れない人が増えてきたように、唄も赤ちゃんのあやしかたもわからないのが現代の親です。
それは知らないお料理を作ることができないのと同じです。
〜省略〜
倖せは年齢によって変化します。
3歳までは両親や先生に受け入れられることが倖せ
4歳からは友達集団の中で受け入れられることが倖せ
思春期は社会の中で受け入れられることが倖せ
なのです。
 
キッズライフなび(子育てコラム)より一部抜粋
 
 
 
これを読んで、なるほど〜と思いました。
 
子育ては伝承やモデルが必要なのです。
核家族化が進んだいま、誰がそれをできるのでしょうか。
 
女性の一生に関わる仕事をしている助産師や、子育てに関わっている人々こそ、この役割を担えるのではないかと思います。
 
 
私が今後やりたいこと
 
切れ目のない子育て
助産師として、相談窓口だけではなく、実際に子育てしているママ・子育てしてきたママと新米ママをつなぐということを大きな輪の中でできたらいいな〜と思っています。
そして、外に出ることすらしんどいママたちにこそ関わることができたら・・・と思っています。
 
 
母乳育児もその1つのツールです
母乳育児がうまくいくと、産後うつの発症リスクを下げられるというデータがあります。
一方で、母乳育児がうまくいかないことで辛い思いをするママがいるのも事実です。
 
 
私たちBirth Keeperは、ママがやりたいことを諦めずにやれるように、自信を持って子育てできるように寄り添っています。
 
 
うつシリーズは長々と書きましたが、私が地域に飛び出した原点でもあります。
読んでいただきありがとうございました!
 
 Birth Keeper 竹内
 
 
玉ねぎ対策・第2弾写真があった!ティッシュの固定最高 ↓ ↓ ↓
関連記事